令和皇室レポート

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秋篠宮家の怪しい公務(2)  真子さまご公務と川嶋家、国交省、創価学会との繋がり

秋篠宮家の公務は、先に紹介した加計学園もそうだが、外戚との繋がり、中央官庁との繋がりなど利権の匂いがするものが目立つ。眞子さまが担う「都市緑化機構」の公務も、母方実家の川嶋家と繋がっており、国土交通省、創価学会との浅からぬ関係も見えてきた。

初回から 3年連続ご出席「みどりの『わ』交流のつどい 

 眞子さまは、都市緑化機構」が主催する「みどりの『わ』交流のつどい」の「都市の緑三賞表彰式」に、初回の2017年から、第2回(2018年)、第3回(2019年)と、3年連続で出席している。

 宮内庁サイトの「秋篠宮家のご日程」には、「ご臨席」とその前に行われる「ご説明」が、どちらも眞子さまの公務として記載されている(下図)。このイベントの主催者は都市緑化機構と第一生命財団であるが、説明のために宮邸を訪ねているのはこの2者だけでなく、国交省からも必ず役人(都市局長または都市局審議官)が参上していることがわかる。

▼宮内庁Webサイト「秋篠宮家のご日程」より(注1)

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  主催者である都市緑化機構のサイトにも3年連続で、眞子さまご臨席のニュースが掲載されている。下図は第3回、2019(令和元)年の表彰式を伝える記事だが、来賓として国交省副大臣、環境大臣政務官を迎えたことが記されている。第1回、2回の式典では、国交省からは石井啓一大臣が出席している。

▼真子さまの臨席を伝える都市緑化機構Webサイトのニュース(注2)

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両親から引き継いだ「全国都市緑化祭」式典

  もうひとつ、都市緑化機構が主催する「全国都市緑化祭」式典も眞子さまの公務だ。このイベントは1983(昭和58)年から毎年、全国各地で開催されてきたもので、1988(昭和63)年までは今上天皇、2018(平成30)年までは秋篠宮夫妻が出席していた。2019(令和元)年春からは、皇位継承に際しての公務分担により、眞子さまが引き継がれた。(注3)

  宮内庁サイトの「秋篠宮家のご日程」には、令和元年5月22日から一泊で長野を訪問し式典に臨席したこと、および前月26日にその「ご説明」を受けたことが記されている。 「全国都市緑化祭」の主催者は、イベントが開催される自治体と都市緑化機構、国交省の3者であるが、説明のために宮邸を訪問したのは長野県副知事と国交省都市局長とあり、都市緑化機構の名は見当たらない。国交省が出れば十分ということだろうか。

  前述の「みどりの『わ』交流のつどい」の「ご説明」にも、国交省都市局の役人が必ず加わっていたことと合わせ、秋篠宮家と国交省、都市緑化機構の関係の深さがうかがえる。

▼宮内庁Webサイト「秋篠宮家のご日程」より(注4)

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都市緑化機構は国交省の「天下り先」

  真子さまが公務として取り組む「みどりの『わ』交流のつどい」と「全国都市緑化祭」を主催している都市緑化機構は、国土交通省の天下り先として知られる。民主党政権時代の2009(平成21)年には、中央官庁からの再就職が5代以上続いている天下り先の調査が行われたが、国交省は123 法人が該当していた。都市緑化機構の前身である「都市緑化基金」はその1つで、専務理事、常務理事に国交省出身者が5代以上にわたり就いていた。(注5)

  ちなみに、都市緑化機構としてスタートした2011年度の専務理事の小川陽一氏は国交省出身、2010年度まで理事長だった百武伸茂氏は宮内庁出身だ。下にあげた図は令和2年3月付の「役員・評議員」名簿だが、理事長である高梨雅明氏、専務理事である梛野良明氏はどちらも国交省大臣官房審議官(都市 生活環境担当)を務めた同省OBである。

▼都市緑化機構の役員・評議員名簿(注6)20200425051441

宮妃実父の川嶋辰彦氏は都市緑化機構の「評議員」

 上に掲げた名簿の「評議員」の項には、眞子さまの外祖父である川嶋辰彦氏の名前も見える。辰彦氏のメインの肩書きは学習院大学名誉教授だが、宮妃実父という立場からか、さまざまな組織の役員を務めているようで、都市緑化機構の評議員もそのひとつだ。さらに、国交省の専門委員という肩書きもお持ちである。20200412225419

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▼川島辰彦氏は国土省の専門委員の肩書を持つ(注7)

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  辰彦氏もまた先例に倣い、国交省から都市緑化機構に「天下り」したということだろうか。前述のとおり、秋篠宮夫妻は平成の30年間、都市緑化機構のイベントに参加してきた。宮妃実父がそこに天下る(役職を得る)ためのコネクションは十分すぎるだろう。(注8) 

宮妃実弟の川嶋舟氏は都市緑化機構の機関誌に寄稿

 宮妃実父だけでなく、宮妃実弟の川嶋舟氏も都市緑化機構にかかわりがある。下図は都市緑化機構の機関誌『都市緑化技術』に掲載された舟氏の寄稿文である。 

▼機関誌「都市緑化技術」には紀子妃実弟の川嶋舟氏が寄稿している(注9)

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「報酬」と「皇族の威光」という相互メリット

 もちろん、舟氏が都市緑化機構の機関誌に寄稿することや、辰彦氏が評議員を務めることそれ自体が悪いわけではない。しかし、そこに皇族のコネクションが働き、金銭授受が発生しているとすれば、やはり問題だろう。舟氏の原稿料、辰彦氏の役員報酬はいかほどなのか。 

 また、宮家の公務には「お車代」などの名目で高額な支払いが発生していることはよく知られている。眞子さまの都市緑化機構イベント参加に相応の謝礼金が支払われていることは間違いない。つまり、辰彦氏が外祖父の立場を利用して内親王に公務の場と謝礼金を与えている、もしくは内親王が孫の立場を利用して外祖父の関係する団体へ出向き謝礼金を受け取っている、という解釈が成り立つわけである。(注10)

  そうした報酬の問題よりさらに厄介なのは、皇族の威光による「不都合な事柄の隠ぺい」という可能性が考えられることだ。都市緑化機構は国交省や宮内庁からの天下り先として機能してきた。そうした不都合な事実が指摘されることを免れるために、宮妃実父である辰彦氏を評議員に据え、内親王を式典に招いて目くらましにしている可能性である。辰彦氏や眞子さまが報酬を受け取っているとすれば、互いにメリットがある互恵関係といえるだろう。

秋篠宮家と国交省、公明党の関係

 本稿では眞子さまが担当する「都市緑化機構」公務に国交省が関与することを見てきたが、それはごく一部に過ぎず、秋篠宮家は国交省が関与する公務がきわめて多い。「海フェスタ」「日本水大賞」「湧水保全フォーラム」「ジャパンフラワーフェスティバル」「日本国際博覧会」「交通安全国民運動」「日本さくらの会」などなど。 

 ここで、国交省と公明党の深い繋がりについて確認しておきたい。自公連立政権下では、国交省の大臣ポストには公明党議員が就くことが常態化している。下表はここ四半世紀の歴代大臣についてまとめたものだが、公明党出身者が圧倒的多数であることが一目瞭然だろう。 

▼国土交通省の歴代大臣(直近より)20200425054352

  表の一番下は、省庁統廃合以前の運輸省、建設省の大臣で、やはりどちらも公明党だ。この二省と北海道開発庁、国土庁を統合して2001年に国土交通省が誕生した。

 その後、2004年の第二次小泉内閣以降は、公明党出身議員の大臣就任が通例となっていく。2008年の福田改造内閣と麻生内閣、そして2009年から2012年の民主党政権下では例外となるが、自民党が政権を奪還した第二次安倍内閣以降は、国土交通大臣は必ず公明党議員が就任している。

宮妃実家「川嶋家」と創価学会のつながり

 紀子妃の実家である川嶋家は、創価学会と密接なつながりがあるようだ。別項で詳しく述べることとしたいが、紀子妃の父方祖母である川嶋紀子(いとこ)氏の絵を展示した「川嶋紀子雲の絵美術館」は創価学会の支援で作られたもので、紀子(いとこ)氏の本の執筆と出版も創価学会のサポートで行われたという。

 国交省関係の公務の多さをみると、秋篠宮家と国交省、公明党、創価学会のつながりも気になるところだ。これらについて詳細をご存じの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお知らせいただきたい。

      RKレポート編集部  reiwa.hurray★gmail.com  (★は@に変える)

「降嫁」ではなく「女性宮家」狙いの公務設定

 さらに筆者が気になるのは、「みどりの『わ』交流のつどい」の初回開催が2017年12月で、開催前に宮邸で行われた「ご説明」が10月30日、その前月の3日に婚約内定記者会見が行われていることである。記者会見から「ご説明」まで1か月もないのだ。 

 2017年05月16日 NHK婚約スクープ

 2017年09月03日 婚約内定記者会見

 2017年10月30日 宮邸でイベントの「ご説明」を受ける

 2017年12月04日 初回イベントが開催され出席する 

 イベントに皇族を呼ぶために全ての根回しを終えて宮邸に説明に出向くのに、1か月弱ではとうてい間に合わない。「ご説明」には、都市緑化機構理事長はじめ、第一生命財団理事長、国土交通省都市局長が訪れており、この方々の日程調整だけでも大変だろう。つまり、婚約が取り沙汰された時点で、すでに眞子さまのイベント出席が決定していたことは疑いようがない。 

 結婚により皇族の立場を離れると自覚していたとされる眞子さまが、多忙であるはずのこの時期に、この公務を引き受けたのはなぜだろう。その後、妹の佳子さまに立場を譲るということもなく、婚約延期後も引き続き同イベントに出席されている。

 それだけではない。前述したように、秋篠宮夫妻が30年間取り組んできた「全国都市緑化祭」の公務が、2019(令和元)年から眞子さまに引き継がれている。単に式典に臨席するだけなら日帰りで済むところ、開催地の長野に一泊して「県勢概要ご聴取」や「各所ご視察」「記念植樹」など、いかにも皇族らしいふるまいを目いっぱい詰め込んだスケジュールが組まれているのだ。 

f:id:koshitsu-report:20200425045948p:plain▲「令和元年度 全国都市緑化祭」式典で挨拶する眞子さま(gettyimages)

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▲松本市の公園で記念植樹をする眞子さま(代表撮影) 

 これらの公務内容は、降嫁を前提にした内親王が担うにふさわしいものだろうか。

 眞子さまは、本当に皇族の立場を離れるつもりがおありなのか? 眞子さま本人はさておき、秋篠宮家や宮内庁は、降嫁前提ではなく、女性宮家として皇室に残ることを前提に眞子さまの公務を組み立て、担わせているようにしか見えない。

 それは、内親王を迎えて箔付けしたいイベント主催者側には何の問題もなくても、安定的皇統のために皇室典範を見直したいと願う国民の思いに沿うものだろうか。また、婚約延期というトラブルを解決しないまま引きずる宮家に許されることだろうか。様々な疑念が晴れない。(注11-12) 

(文責:秋篠宮さまの立皇嗣に反対する有志一同)

 

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http://chng.it/xBWt8FhdM4

 

■参照URL 

<注1>宮内庁Webサイト「秋篠宮家のご日程」

2017/10/30 ご説明「第1回みどりの『わ』交流のつどい」について

2017/12/04 ご臨席「第1回みどりの『わ』交流のつどい-都市の緑三賞表彰式-」

https://www.kunaicho.go.jp/page/gonittei/show/3?quarter=201704

2018/10/29 ご説明「第2回「みどりの『わ』交流のつどい」について

2018/11/19 ご臨席「第2回みどりの『わ』交流のつどい-都市の緑三賞表彰式-」

https://www.kunaicho.go.jp/page/gonittei/show/3?quarter=201804

 2019/11/05 ご説明「第3回「みどりの『わ』交流のつどい」について

2019/11/25 ご臨席「第3回みどりの『わ』交流のつどい-都市の緑三賞表彰式-」

https://www.kunaicho.go.jp/page/gonittei/show/3?quarter=201904

 

<注2>都市緑化機構Webサイト ニュース一覧

「みどりの『わ』交流のつどい」 -都市の緑三賞表彰式-(第1~3回)

https://urbangreen.or.jp/info-grant/midorinowa-koryunotsudoi-1st-hokoku

https://urbangreen.or.jp/info-grant/midorinowa-koryunotsudoi-2nd-hokoku

https://urbangreen.or.jp/info-grant/midorinowa-koryunotsudoi-3rd-hokoku

 

<注3>「全国都市緑化祭」の主催者は2010年度まで「都市緑化基金」であり、2011年4月1日に「都市緑化技術開発機構」と合併して「都市緑化機構」が成立。2013年4月1日に公益財団法人に移行した。

 

<注4>宮内庁Webサイト「秋篠宮家のご日程」

・平成31年(4月)

https://www.kunaicho.go.jp/page/gonittei/show/3?quarter=201902

・令和元年(5月~6月)

https://www.kunaicho.go.jp/page/gonittei/show/3?quarter=201902&new=1

 

<注5>「各府省等からの再就職者が5代以上続いている独立行政法人・特殊 法人等・公益法人」の概要 (総務省、2009年12月)

https://www.soumu.go.jp/main_content/000046316.pdf

 

<注6>公益社団法人都市緑化機構 役員・評議員名簿(2020/03/23現在)

https://urbangreen.or.jp/wp-content/uploads/2020/03/r020323-yakuin_hyogiin.pdf

 

<注7>国土交通省Webサイト

http://www.mlit.go.jp/singikai/infra/city_history/historic_climate/hozon/4/hozon_.html

 

<注8>眞子さま「みどりの『わ』交流のつどい」にご臨席(菊ノ紋ニュース 2019/11/29)

https://kikunomon.news/article/20968

 

<注9>川嶋 舟氏の寄稿文(「都市緑化技術」No.82-83)

http://dbs.nodai.ac.jp/html/203_sosetu_1_ja.html

 

<注10>秋篠宮家の「バイト公務」と「金銭感覚」(皇室是々非々 2019/11/19)

https://koshitsu.info/archives/194

 

<注11>眞子さま婚約スクープしたNHK記者は「陛下の体温を知る男」(NEWSポストセブン 2017/05/22)

https://www.news-postseven.com/archives/20170522_557551.html

 

<注12>眞子内親王殿下と小室圭氏のご婚約内定についての記者会見(2017/09/03 宮内庁)

https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/03/gokekkon/konyaku-kisyakaiken.html